ロベスピエール(マクシミリアン=フランソワ=マリー=イジドール=ド=)

  Robespierre ( Maximilien François Marie Isidore de )(フランス語)

 …「名声の岩」。(「最強の勝利者」「フランス(フランク<「投げ槍」>族の国)人」

  「『新約聖書』中の聖母マリア(「望まれた子。神の贈り物」)」「イシス(「王座(の

  女性)」)神の贈り物」)。

  cf. 姓のロベスピエールは、英語のロバートとピーターに当たる。ロバート Robert

   は古い高地ドイツ語の Hruodperht に由来し、 ro に当たる Hruod の意味は fame 「名

  声」。 bert に当たる perht の意味は bright 「輝かしい」。ピーター Peter は『新約聖

  書』中の十二使徒の一人ペテロ Petrus に由来し、「岩、石」の意味。

   名前のマクシミリアンは、「最強の勝利者」の意味。第2回ポエニ戦争でカルタゴ

  の名将ハンニバルを持久戦で苦しめた、ローマの将軍(独裁官)ファビウス=マクシ

  ムス Fabius Maximus と、同じくハンニバルをザマの戦いで破った将軍スキピオ=ア

  エミリアヌス Scipio Aemilianus の二人の姓を合成したもの。マクシムスは「最強」

  の意味で、英語の発音はマキシマス。英語の maximum 「最大限」はこのラテン語

   を語源としている。アエミリアヌスは、形容詞の aemulus 「競争して(勝って)い

  る」が語源。

   名前のフランソワは「フランス人」の意味で、フランス France は「フランク(「投

  げ槍」)族の国」の意味。

   名前のマリーは『旧約聖書』中に Miriam で登場し、原義はヘブライ語なら「望ま

  れた子。神の贈り物」。ただし、エジプト起源説も強い。カトリック教徒であること

  のしるしとして女子の名前の第一名に使用されることが多い。

   名前のイジドールはギリシア女性名に由来し、「イシス神の贈り物」の意味。